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NaIシンチレーション検出器とゲルマニウム半導体検出器の比較

大変お待たせしてしまいましたが、ゲルマニウム半導体検出器による分析結果が得られましたので報告させていただきます。

今回、ゲルマニウム半導体検出器による分析は“ユーロフィン ジャパン”に依頼しました。

担当の方には、非常に親切かつ丁寧な対応をしていただきました。ありがとうございました。

通常、Cs-134,137およびI-131の放射能濃度の測定のみですが、担当の方にお願いしてK-40(1,000円追加料金発生)の分析およびγ線スペクトル結果の送付もしていただきました。

なお、ユーロフィンの測定メニューには食品、工業製品、土壌があります。

土壌の放射能濃度を測定する場合は、土壌の一部を乾燥させて補正を行う手間がかかるため料金が少々高めになっています。また乾燥土壌の補正を行うため、検出限界が食品と比較して高くなっているとのことでした。

検体(試料)について

依頼した検体は、野崎駅周辺の土壌をよく乾燥させたものに塩化カリウム試薬 注1)を添加して作成しました。

※良く乾燥した土壌を用いていますので、“”には「食品」として解析を依頼しました。

注1)       高エネルギー領域のγ計数効率が比較的悪いため、塩化カリウム試薬を添加することで測定精度を向上させることができると思います。

 γ線スペクトル比較

下記にスペクトル結果を示します。

ゲルマニウム半導体検出器のスペクトル結果はPDFで返送していただきました。

(csvファイルなどのExportも試みていただきましたが、技術的な問題でできなかったとのことです。)

両者の光電ピークの位置が非常に一致していることが分かると思います。

放射能測定結果(ゲルマニウム半導体検出器)

下記の書式で返送していただきました。

なお、結果の誤差(不確かさ)は表記されていませんが、メールにて教えていただきました。

放射能測定結果(FitzPeaks: NaIシンチレーション検出器)

ゲルマニウム半導体検出器による放射能濃度を基に、NaI検出器のγ計数効率の校正を行うことができました。

FitzPeaksによる分析結果を下記に示します。

多少違いがあるものの、不確かさを考慮すれば、ほぼ同等の解析結果が得られたと思います。

今回は以上です。

次回は、FitzPeaksを用いた定量評価(ベクレル換算)方法を一気にまとめていきたいと思います。

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